介護をする意味を理解しましょう
2017-10-03
介護といえば、辛くて苦しい仕事、というイメージが強くありますが、介護をするということが実際はどのようなことなのかを理解していない人が多いのが実情です。例えば、親が倒れて介護が必要になると、その大変なイメージが先立ってしまい会社勤めを辞めてしまう人も少なからずいます。しかし、介護の基本は、お年寄りが自立できるように支援をすることなのです。
一人でできることは自分でやってもらう、一人では難しいことは少し手伝う。この時に、どのようにすれば一人でできるようになるか、行動半径が広がるか、といったことを常に考えながら援助することが介護の仕事なのです。介護業界には、介護福祉士を始めとする様々な資格試験があるため、ハードルが高い業界と思われがちですが、本来の介護の基本とは、日常生活を少しばかり手助けするということなのです。
脳卒中や認知症など、介護が必要となるケースは様々で、どのような支援が必要かはお年寄りの状態によって異なります。従って、親が倒れたと言ってもすぐに会社を辞めるようなことはありません。親が歩けなくなったのか、それとも寝たきりを余儀なくされたのかで介護の仕方も変わってくるのです。もの忘れがひどくなり、認知症と診断される場合もあるでしょう。その症状によっては、自宅で家族が介護を学べばできる内容のものなどもあるのです。自宅での介護が難しくなってきたり、思い症状の場合には、段階に応じた介護施設があるので、それぞれに合った介護サービスが受けられるのです。介護はすでに家族の問題だけではなく、大きな社会問題の一つになっています。今よりもさらに身近になる介護について、その現状や内容をしっかりと考えることが必要なのです。